認知症で精神病院に入院したじいちゃんのブログ

認知症で精神病院に入院した86歳のじいちゃんの日々の変化などを孫の俺が書いていきます。

精神病院の認知症治療とは「どんな治療方法なのか?」看護師さんに聞いてみた

どうもコウイチです。


今日は、認知症で精神病院に入院した場合、


・どういった治療を受けるのか?


看護師さんに聞いてみたのでお話しようと思います。


認知症で精神病院に入院して、約1週間のじいちゃんですが、今のところは認知症の症状が入院前と比べて良くなったとか悪くなったというのはありません。


正直、変化無しといったところです。


で、認知症で精神病院に入院した場合、どういう治療をするのか看護師さんに聞いてみました。


この看護師さんは、主治医ではないので正確な治療法ではないかもしれないけど、認知症病棟の現場で日々働いている看護師さんなので、回答は確かだと思います。


で、その聞いた治療法というのが、


・薬物治療

・交流


です。


聞いた内容を詳しくお話します。


まず薬物治療は、認知症にもいくつかの種類があるから、その認知症の種類にあった薬を患者さんに飲ませるというもの。


認知症の種類というは、ネットで調べてみたら大きく分けて3種類ありました。


アルツハイマー認知症

レビー小体型認知症

・血管性認知症


ほとんどの認知症の方がこの3つのどれかに当てはまることから「3大認知症」とも言われているようです。


アルツハイマーは結構聞く認知症ですね。


で、割合としては、


アルツハイマー認知症:50%

レビー小体型認知症:20%

・血管性認知症:15%

・その他:15%


となっています。


「その他の認知症ってなんやねん?」


って感じでしたが、詳しくは書いてありませんでした。


ちなみにじいちゃんの認知症の種類は、レビー小体型認知症に当てはまるようでした。


アルツハイマー認知症は、どんどん記憶が無くなっていくのが特徴で、進行が進むと自分の子供でさえ、


「あんたどこかで見たことあるな」


となってしまうようです。


じいちゃんのレビー小体型認知症の特徴は、


・認知機能障害

・認知機能の変動

・幻視

・運動障害

・睡眠時の異常行動

・自律神経障害

・抗うつ症状


など難しいことが書いてありましたが、この中でもじんちゃんの症状にしっくりきたのが、


・幻視

・睡眠時の異常行動


でした。


じいちゃんは、スイッチが入ると


「家に誰かおるから今晩は泊めてくれ!」


と近所の人の家に夜中に行ったり、夜、寝たと思ったら、1時間くらいでハンパなく興奮して起きてきて


「〇〇が殺しにくるんじゃ!」


と叫びながら、部屋に鉄パイプやハンマーなんかの武器となる物を大量に運びます。


じいちゃんのこれらの行動は、まさにレビー小体型認知症の特徴に書いてあった通りでした。


話がぶっ飛びましたが、看護師さんの話では、精神病院の認知症病棟では、まずこれらの認知症の種類を見極めて、その種類に対応した薬で治療していくようです。


じいちゃんのレビー小体型認知症の治療薬を調べてみたら「アリセプト」って薬が主に使われるようでした。


で、具体的な薬物治療の方法は、入院当初の頃は、


「その人がどれくらいの薬の量で効果があるか分からない」


という事から、薬を少しずつ増やしたり減らしたりして様子を見るようでした。


それで興奮が落ち着くとか、暴言や暴力が収まる薬の量や、薬の種類を見極めて、治療していくのが一般的みたいです。


そこで、俺が率直に思ったのが、


「おいおい、そんな薬ばっかり飲ませて大丈夫か?」


ということです。


確かに、興奮を抑えたりするのは薬が一番効くとは思いますが、それでも「薬は薬」で間違いなく体には負担が掛かると思います。


だから、俺は素人目線かもしれないけど、


「じいちゃんをあんまり、めちゃくちゃにしないでくれよ」


と心の中で思いました。


こんな感じで、まず基本の治療としては「薬物治療」ということでした。


で、もう一つの


・交流


というのは、飯とか食べる広い交流スペースで、


・みんなで歌を歌ったり

・折り紙をおったり

・ボールで遊んだり


その名の通り交流することでした。


実際に、じいちゃんが入院した当日の日も交流スペースで20人~30人ほどのおじいちゃん、おばあちゃんがイスに座って一緒に歌を歌っていました。


看護師さんが言うには、精神病院で生活する中で楽しみを見つけてもらい、被害妄想や幻視などを考えさせないように紛らわすのが交流の目的だという事でした。


これは、俺も「良い治療法だなぁ」と思いました。


理想は、精神病院もこんな治療方法で認知症を改善できたらベストなんですが、やはり普通の老人ホームと同じとはいかないの現実です。


じいちゃんみたいに暴れたり、興奮したりする症状がある場合は、まず薬物治療で落ち着いてからじゃないと交流なんて絶対無理っぽいです。


でも、落ち着くまでに


・どれくらいの薬を試されるのか?


・じいちゃんの体への負担はどうなのか?


マジで心配です。


じいちゃんが認知症で精神病院に入院する時、色々とネットで調べましたが、治療についてはぶっちゃけ「悪い話」が大半を占めていました。


この事については、俺自身もかなり心配な部分が沢山あるので、また別記事で書きたいと思います。


とりあえず、俺が看護師さんに聞いた精神病院での認知症の治療方法は以上の、


・薬物治療


・交流治療


というのが主という回答でした。


また、気になることがあれば看護師さん捕まえて聞いてみますね。


それでは、今日は以上となります。


最後までお読みいただきありがとうございます。