入院料(入院基本料)とは?医療用語など使わずに簡単に分かりやすく説明します。
どうもコウイチです。
前回のブログ『【認知症精神病院の入院費用】入院後初めての入院費用請求書が来ました』で認知症精神病院の入院費用についてお話させていただきましたが、その中で俺が気になったのが、
保険適用(点)の「入院料等」項目です。
数ある項目の中でも、やたら数字が大きく、じいちゃん1ヶ月目の入院で請求額の半分を占めていた「入院料」とは何なのか?
詳しく調べてみたので、今回のブログでは、簡単に分かりやすくご紹介したいと思います。
前回のブログでも書きましたが、この「入院料」ですが、
理解するまでにかなり苦戦しました!(^^;)
と言うのも、「入院料とは?」などで検索しても、出てくるのは医療関連のサイトばかりで、サイトの内容は
・英語
・漢字
・専門用語
・数字
・グラフ
・イロハ
などが、ギッシリと書いてあり、俺の高性能な脳ミソを持ってしても理解できない内容ばかりでした。
で、
「Google先生よぉぉ!!もっと簡単に分かりやすく説明しろやー!!」
「うおおおおおおおお!!」
と冷静に検索しまくっていると、いくつかのサイトで少しずつ情報を集め、やっと理解に辿り着いたのでした。
■入院料とは?
入院料とは、別名「入院基本料」とも言います。
で、この入院料(入院基本料)ですが、「基本」という名も付いていますので、名前だけ聞くと、
「入院する時に、初回だけかかるお金?」
って感じがします。
しかし、この入院料(入院基本料)は初回だけでなく「毎日かかるお金」で、1日ごとに必要なので、3日入院したら3日分かかります。
入院料(入院基本料)の内訳としては、
・診察料
・投薬料
・処置料
・注射料
・検査料
・看護料
など治療に必要なものをまとめたものが、「入院料(入院基本料)」となるようです。
「え?ちょっと待って。投薬とか、注射とかの項目って別にあるやん?」
と思われたかもしれませんが、俺もです。
保険適用の欄には、入院料だけじゃなく「投薬」や「注射」の項目はあります。
でも、分けるのが面倒なのか、治療上の都合なのか、何なのか分かりませんが、多くの場合はまとめて入院料(入院基本料)とするようです。
実際に、じいちゃんは精神病院で薬を出してもらってますが、「投薬」の項目は0になっています。
ですでの、入院料(入院基本料)とは簡単に分かりやすく言えば、
「治療全般にかかった費用」
ということになります。
入院料(入院基本料)は、病院によって若干違いがあります。
例えば、医療の専門用語では
7:1
10:1
15:1
とか言いますが、これ何か分かりますか?
全く分かりませんよね。
ネットで調べている時に「俺がキレたベスト10」に入りますが、これは、
7人の患者さんを1人の看護師で見る(7:1)
10人の患者さんを1人の看護師で見る(10:1)
15人の患者さんを1人の看護師で見る(15:1)
という意味です。
で、この1人の看護師で何人を見るか?ということは病院の事情によって違うと思いますが、これだけでも入院料(入院基本料)は変わってくるようです。
あとは、細かいことでしょうね。
例えば、体温を測ったり血圧を測ったりするのも入院料(入院基本料)に含まれるのかもしれませんね。
入院料(入院基本料)の計算の仕方は前回のブログ「【認知症精神病院の入院費用】入院後初めての入院費用請求書が来ました」でもご紹介しておりますが、
点数を合計して、1点を10円で計算します。
例えば保険適用の合計点数が10000点なら、
10000点×10円=100,000円
になります。
病院で10万円の請求をされても、とても払える額ではありません。
そこで、自己負担の出番です。
10万円の3割負担なら3万円の支払い、
10万円の1割負担なら1万円の支払いをすればOKです。
それでは、以上が「入院料(入院基本料)とは何なのか?」俺が辿り着いた簡単で分かりやすい答えとなります。
最後にまとめておきます。
・入院料は、別名「入院基本料」とも呼ばれる。
・入院料は1日ごとにかかる入院費用
・入院料の簡単な考え方は「治療全般にかかる費用」
・入院料は病院によって差がある
以上となります。
間違っている事もあるかもしれませんが、俺がネットで調べた結果はこんな感じでした。
参考にしていただければ幸いです(*^_^*)
【認知症精神病院の入院費用】入院後初めての入院費用請求書が来ました
どうもコウイチです。
1月16日に認知症で精神病院に入院したじいちゃんの1月分の入院費の請求がきました。
こちらです。
請求金額 55,720円
けっこう高けぇ(゚Д゚;)
これは1月16日~1月31日までの入院費用なので、ちょうど半月分の入院費になります。
半月でこの金額ということは、1ヶ月なら単純計算でこの倍の金額になります。
1ヶ月10万円をかるく超えます、、、
そこで、今日は認知症で精神病院に入院した場合、
「入院費用はいくら程かかるのか?」
を、じいちゃんの請求を元に詳しくご紹介したいと思います。
■精神病院に入院した時に必ず必要になってくる費用
それでは、まず入院した時に必ず必要になってくる費用をザッとご紹介します。
・洗濯代
・部屋代
・食事代
・一部負担金
以上の4つは、じいちゃんのように認知症で精神病院に入院した時に、必ず必要となる費用です。
1つずつ詳しくご説明します。
■洗濯代
洗濯代に関しては、もしご家族の方が家に持って帰って洗濯されるのなら必要ありません。
でも、病院にお願いする場合は、
・1ヶ月あたり6000円~7000円
の洗濯代が必要になります。
金額に差があるのは、汚れが酷い洗濯物の場合は費用が若干上がるあるようです。
この6000円~7000円というのは、じいちゃんの精神病院の金額ですが、ネットで調べてみても全国的に6000円~7000円が相場になっていました。
ちなみですが、じいちゃんの病院では洗濯代は、さっきの請求書とは別で請求される形になっています。
■部屋代
次に部屋代です。
じいちゃんの精神病院では、
個室:1日あたり300円
2人部屋:1日あたり100円
の部屋代がかかります。
個室、2人部屋ともにテレビは無く、ベッドとトイレがあるだけのふざけた部屋です。
ちなみにエアコンは付いてますが、温度の管理は看護師さんがされています。
じいちゃんの精神病院は、個室か2人部屋がメインとなっていますが、病院の案内を見ていると2部屋だけ1日あたり3000円というハンパなく高額な部屋がありました。
その3000円の部屋は、テレビ、風呂、トイレ、キッチンが付いていて、もうほとんどワンルームマンションといった状態です。笑
部屋代に関しても、ネットで調べたら全国的にも1日平均500円以下でした。
入院費用の部屋代は保険適用外となりますので、請求書では「保険給付外」という項目のところに金額が書いてあります。
じいちゃんの請求書ではコチラ。
じいちゃんは1月16日~1月31日まで16日間、個室部屋を使ったので、
300円×16日=4800円
という計算になります。
■食事代
次の必ず必要になってくる費用が「食事代」です。
入院した時の食事代に関しては、全国どこの病院でも一律料金になっていて、金額に関してはこんな紙をもらいました。
食事代に関しては、簡単に説明しますと、
収入によって1食分の金額が変わってきます。
普通に働いていて毎月そこそこの収入があれば、1食460円です。
でも、じいちゃんのように働いていなくて、毎月の収入が無い場合は、市役所に行って「減額申請」という手続きをすれば、
1食あたり210円、もしくは100円に減額してもらえます。
じいちゃんのように働いていないおじいちゃん、おばあちゃんは、ほぼ減額の対象になりますので、これは忘れず手続きをして下さい。
ちなみにじいちゃんは、まだ手続きはしていないので、1月分の食事代は1食460円で請求がきました(´-ω-`)
請求書の食事代は「食事療養費」という項目に金額が書いてあります。
金額が「合計」の金額と、「負担金額」の金額がありますが、請求されるのは「負担金額」の金額です。
じいちゃんの場合は、
1食460円×1日3食=1日の食事代1380円
入院した1月16日は夜飯しか食べていないから、
1380円(1日分の食事代)×15日=20,700円
20,700円+460円(1月16日の夕食)=21,160円
となりました。
これがもし、1食が210円だったら半額以下ということになるので、食事代の減額申請は、やらないとマジで損します。
■一部負担金
最後に「一部負担金」の費用についてご説明します。
一部負担金とは、治療にかかった合計金額を、患者側が負担する額(支払う額)の事です。
負担額については、
・70歳以下なら3割負担
・75歳以上なら1割負担
となっています。
病院に行ったら、若かったら3割負担、おじいちゃん、おばあちゃんは1割負担とかよく聞きますよね。
あれです。
負担額は、請求書の「保険適用(点)」の項目から計算されます。
じいちゃんの負担金は請求書では、「一部負担金」という項目の29,760円という金額です。
で、じいちゃんの請求書の「保険適用(点)」の項目を見ていただくと、
「入院料等」
の数字がデカいことがお分かりいただけると思います。
「入院料等、28,944」
「投薬とか注射なら意味わかるけど、入院料等って何?」
俺は、疑問に思い、入院料等とは何なのか調べてみることにしました。
すると、この「入院料等」なのですが、、、
最初は、マ!ジ!で!意味分かりませんでした(◎_◎;)
ネットで調べても、ガチガチの医療系のサイトしか出てこないし、そのサイトの説明もパーセンテージとか、グラフとか、専門用語とか、難し過ぎる説明ばかり、、、
正直、そんなサイトばかりだったので、
「もっと分かりやすく説明しろやー!!」
とムカついたほどです。笑
色んなサイトを調べまくって何とか意味を理解できたのですが、あまりにも苦戦したので、これについてはコチラの記事↓
入院料(入院基本料)とは?医療用語など使わずに簡単に分かりやすく説明します。
で、簡単に分かりやすくお伝えしております。
ですので、今回は一部負担額の計算の仕方だけご説明します。
■一部負担額の計算の仕方
一部負担額の計算の仕方は、請求書の「保険適用(点)」の数字を合計します。
じいちゃんの請求書では、
・精神科専門療法 820点
・入院料等 28,944点
となっていて、これを合計すると
29,764点
になります。
で、この医療の点数というのは、「1点を10円」で計算します。
すると、
29,764点×10円=297,640円
となります。
とんでもない額ですね。
絶対払える額ではありません。
そこで、一部負担の出番です。
じいちゃんは75歳以上ですので、医療費の1割だけを負担すればOKです。
ですので、
297,640円の1割=29,760円
となり、請求書の「一部負担金額」の29,760円とピッタリの計算となります。
・医療点数は1点を10円で計算する
・計算して出た金額を自分の負担割合(3割なのか1割なのか)で計算する
これが、一部負担額の計算の仕方となります。
■認知症で精神病に入院してかかる費用まとめ
それでは、以上の
・洗濯代(1ヶ月当たり6000円~7000円)
・部屋代(1日あたり約300円)
・食事代(1食あたり460円~100円)
・一部負担金(半月で約30,000円)
が、入院して必ずかかる費用となります。
一部負担金については、ネットで他の情報も調べてみたのですが、ほぼじいちゃんの病院と変わらず、1ヶ月60,000円ほどが目安かと思います。
今回のじいちゃんの請求は1月16日~1月31日までの半月分で55,720円でしたので、これを日割りにして1ヶ月分で計算してみたところ、
1ヶ月の入院費用:約13万円
となりました。
でも、これは食事代を460円で計算していますので、減額申請すればここから2、3万円は下がります。
この入院費用については、俺の知り合いにも、おばあちゃんが認知症で精神病院に入っていた知り合いがいるですが、その知り合いも
「月、14万ほどの費用はかかるよ」
と言っていたので、ほぼ正確かと思います。
今回、初めての請求だったのですが、正直、思っていたより入院費用は高かったです。
俺が想像していた費用は、
「月、10万は絶対いかんやろ」
くらいに思っていたので、正直驚きの金額でした。
まぁでも、数ヶ月の事だし、じいちゃんが良くなるために仕方のない事です。
お父、お母に頑張ってもらおうと思います。笑
それでは、今日は以上となります。
認知症で精神病院に入院した場合は、ほぼこれくらいの費用が必要になると思いますので参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます(*^_^*)