認知症で精神病院に入院したじいちゃんのブログ

認知症で精神病院に入院した86歳のじいちゃんの日々の変化などを孫の俺が書いていきます。

【認知症で精神病院】入院期間と退院のタイミングを聞いてみました

どうもコウイチです。

それでは、今回は前回のブログ『【認知症で入院から早1ヶ月】2週間ぶりに会ったじいちゃんに起きた変化 』の続きで、


認知症で精神病院に入院したじいちゃんの1ヶ月後の変化

・精神病院の入院期間

・どうなれば退院できるのか?


を看護師さんから聞いた話を元に書きたいと思います。

 


認知症で精神病院に入院したじいちゃんの現在


では、まず入院から1ヶ月経ったじいちゃんの現在の様子からいきたいと思います。


今年(2019年)の1月16日に精神病院に入院したじいちゃんですが、あっという間に1ヶ月が経ちました。


入院前は、殺されるという妄想から自分の部屋に大量のハンマーや鉄パイプなどの武器を持って入ったり、


夜中に近所の人の家に大声で「殺されるから泊めてくれ!」と言って行ったり、


日中はハンマーを持って大声で「かかってこい!」と言いながら徘徊したりと、


「異常なまでの興奮」


というのが、じいちゃんの認知症の症状でした。


老人ホーム、デイサービスを断られたのも、行き過ぎた興奮のせいで「危険」と判断されたからです。


そして、入院してからも2週間ほどは興奮してご飯を食べる机のイスを持ち上げたり、大声を出したりなどで部屋に鍵を掛けられることが度々ありました。


で、1ヶ月経った今のじいちゃんですが、看護師さんの話によると、


ここ1週間(入院から3週目以降)は暴れたり、興奮する事もほとんど無くなり、部屋に鍵を掛ける事もほとんどなくなったという事でした。


しいて言うのであれば、じいちゃんは最近部屋で「お経」を唱えだしたらしいです(笑)


看護師さんの解釈では、この現状(退院したいけどできない)を何とかしたいから仏さんにお願いしているのではないか?という事でした。


実際に部屋の鍵については、前回のブログで書いた面会は、入院からちょうど1ヶ月目の日曜だったのですが、じいちゃんの部屋は鍵は掛かってなくフルオープンでした。


で、じいちゃんのテンションも興奮することもなく、ボケた事も言わず、クールで冷静な認知症になる前のじいちゃんそのものでした。


俺が一番心配していた


・激ヤセ

・足腰の衰え


なども見た感じは全くなく、健康そうなじいちゃんでした。


この日はたまたま興奮のスイッチが入っていなかったのか、薬の効果が出ているのかは分かりませんが、1ヶ月前のじいちゃんと比べると良くなっているのは明らかでした。


俺も入院当初の頃は、


「薬漬けにされたらどうしよう、、、」


「部屋に鍵掛けられたら歩く事もないし、それに薬って、絶対体弱るやん、、、」


など、色々と心配だったのですが、現状では、


「病院に居れば飯も食えるし、薬も決まった時間に飲むこともできるし、それに誰かが殺しに来るという被害妄想も起きないだろうし、まぁ安心かな」


という感じです。


でも、まだ今度どうなるか分かりません。


今落ち着いているのは一時的なだけかもしれません。


なので、気は緩めずじいちゃんをサポートしていこうと思います。

 


認知症で精神病院に入院した場合の「入院期間」


次は、認知症で精神病院に入院した場合の「入院期間」についても看護師さんに聞いてみたので書きます。


入院期間については、入院する時に渡される「入院計画」みたいなマニュアルがあって、基本的にはその期間が1つの目安となっているようです。


マニュアルは、たぶんお母に渡されたと思うので、俺は見たことはないです。


で、看護師さんに聞いた入院期間の目安というのが、


・3ヶ月

・6ヵ月

・1年


ということでした。


この入院期間を目安に、患者さんの状態を診て、退院するか?入院を継続するか?判断するようです。


でも、これはあくまでもマニュアルで決められた入院期間なので、ほとんどはこの入院期間通りではないと言う話でした。


具体的には、入院して2週間で退院する人もいるし、1ヶ月で退院する人もいる。


逆に1年以上入院する人もいるようです。


ようするに、入院期間というのは


「入院した患者さんの症状が改善次第」


というのが正しい答えだと思います。


ですので看護師さんの話では、極端に言えば、薬物治療が効果抜群で、悩んでいた症状が1週間で全く出なくなったとい場合は1週間で退院できるというという事でした。

 


■どうなれば退院できのか?


最後に、どうなれば退院できるのか?という事も聞いてみたので書きたいと思います。


退院のタイミングについては、さっきの「患者さんの症状改善」というのが大前提になってくるのですが、それを判断するのが精神病院の先生(主治医)です。


看護師さんはあくまでもおじいちゃん、おばあちゃんのお世話をするだけなので認知症の症状についてはノータッチです。


でも俺は、じいちゃんが入院した当日以来、先生を見たことはありません(笑)


「じいちゃんの症状いつ診とんねん」


って感じです(笑)


きっと、日中に診てもらっているのだと思います。


もしかしたら、マニュアルの入院期間というは、


・3ヶ月

・6ヵ月

・1年


というのが、1つの判断期間なのかもしれませんね。


3ヶ月で退院を検討したけど、


「う~ん、まだもう少し退院はダメかなぁ。とりあえず後3ヶ月様子を見てみよう」


といった具合に。


いずれにしても退院のタイミングは先生が患者さんを診て判断するようで、退院は先生の判断を待つしかないようです。

 


■症状が改善して先生が退院OKの判断をしても退院できない場合もあります


認知症の症状が改善して、先生が「退院OK」の判断をしても退院できず、入院期間が延びることがあります。


それは、


「退院後の受け入れ先が無い場合」


です。


これは、俺のところもそうですが、夜はお母がじいちゃんの面倒は見れても日中は誰もいません。


いくら症状が改善したといえども、これまでの事もあるので、じいちゃんを一人にするのは色々と心配です。


そして、老人ホームに入るとしても、ほとんどの場合「空き待ち」というのが現状です。


老人ホームに入りたいけど、「空きが無いから入れない」というのは俺の所に限らず日本全国で起こっている問題です。


あと、介護度の問題もあります。


介護認定が下りても、介護度が低い場合は老人ホームの入居は後回しになります。


デイサービスを利用するとしても毎日は無理です。


退院後、老人ホームに入れなければ、どうしても患者さんが1人の時ができてしまいます。


この「退院後の受け入れ先が無い」という問題は、本当によくある話で、マジで問題になっていると看護師さんも言っていました。


俺のじいちゃんも他人ごとではなく、退院後についてはまだ全く考えていません。


まぁ、今はじいちゃんが良くなる事を優先して、その時はその時で考えようと思います。


それでは以上が、前回面会に行った時に俺が看護師さんに聞いた内容となります。


また、気になる事があればどんどん聞いてみるので、その都度ブログでシェアしますね。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます(*^_^*)