認知症で精神病院に入院したじいちゃんのブログ

認知症で精神病院に入院した86歳のじいちゃんの日々の変化などを孫の俺が書いていきます。

【認知症の前兆】ある日じいちゃんがおかしくなった

どうもコウイチです。

 

2回目のブログなのですが、何から書いていいのか分からないので、まずはじいちゃんが認知症になった頃や家族構成などを書いていこうと思います。

 

俺のじいちゃんは、犬とじいちゃんの二人?(1人と1匹?)暮らしをしています。

 

ばあちゃんは、3年前の平成27年に他界してしまって、それ以降は犬の「ムサシ」と二人暮らしです。

 

じいちゃんが住んでいる所は、俺の家や、俺のお母の家からも近く、

 

・お母の家からは車で20分

・俺の家からも車で20分

 

という感じで、毎日でも行ける距離です。

 

ちなみにお母は、お父と二人暮らしで、俺は結婚して3人の子供がいます。

 

俺には年子の弟もいますが、弟も結婚して実家からは出ています。

 

んで、ばあちゃんが他界してからは、じいちゃんはまだ体のどこも悪くなく、車も乗るし、風呂トイレはもちろん自分で行くし、田んぼも畑も何だってできます。

 

でも、飯だけは自分で作れないから、俺のお母が2日に1回のペースでご飯を炊いたり、おかずを作ったりしに行っていました。

 

じいちゃんはマジで元気だった。

 

ばあちゃんが他界した時は少しヘコんでたけど、1、2ヶ月すればスグに立ちなおり、これまでのように田んぼや畑にせっせ汗を流していた。

 

そんなじいちゃんが、、、ボケた。

 

俺は絶対にじいちゃんはボケる系ではないと思っていた。

 

じいちゃんは、酒もタバコも飲まないし、何より体が凄く丈夫だった。

 

今までデカい病気も一度も無く、腰も曲がってなく、80歳過ぎても30キロの米袋を余裕で持ち歩いていた。

 

そんなじいちゃんが、、、

 

じいちゃんが認知症の前兆というか、初めておかしくなったのは、2018年の春頃だった。

 

お母は、飯作りに2日に1回程度行っていたが、俺もじいちゃんの田んぼの手伝いを小さい頃からやっていて、36歳になった今でも週に1回ほどはじいちゃんの家に行っていた。

 

そんな、ある日じいちゃんが突然、

 

「宝くじ2億円当たった」

 

と言い始めた。

 

じいちゃんは、あまりギャグなどを言わないクールな性格だから最初は、

 

「じいちゃんマジかよ!!!」

 

とか俺も驚いたけど、それはスグにウソだと分かった。

 

ウソというか、ギャグでもなく、真面目におかしな事を言ってると分かった。

 

なんで分かったかというと、宝くじの他にも、

 

・郵便局の口座に5000万入っている

・山が700万円で売れた

・昔、麻雀で勝った金が1億入ってくる

 

など、とんでもない額の金の話ばかりをし始めたからだ。

 

じいちゃんがボケた、、、

 

その時はショックだったけど、この「金の話」をする以外は全くおかしなところは無く、これまで普通りのじいちゃんだったから、俺は

 

「まぁじいちゃんも年だし、これくらいは仕方ないんかな」

 

くらいに思っていた。

 

お母も俺と同じ考えだったと思う。

 

これが甘かった。

 

これがじいちゃんの認知症の始まりで、この日から1年以内に老人ホームを飛び越えて精神病院に入院するまでになった始まりだった。