認知症で精神病院に入院したじいちゃんのブログ

認知症で精神病院に入院した86歳のじいちゃんの日々の変化などを孫の俺が書いていきます。

【入院4日目】お母が面会できなかった理由

どうもコウイチです。


精神病院に入院して3日が経ったじいちゃん。


入院2日目に驚きの改善を見せたと思ったら、気分的なものだったのか、3日目にはまた凶暴なじいちゃんが出てしまった。


認知症の状態としては、今のところは入院前と全く変わりない感じだ。

 


■入院4日目の朝、事件発生


そして、4日目に早くも事件が起こった。


この日は、俺は用事があって面会には行けなかった。


そのかわりにお母がじいちゃんの着替えを持っていかないといけなかったから、ついでにじいちゃんの顔を見ようと面会に行ったようだった。


お母がじいちゃんと出会うのは、入院した日以来で、初の面会だった。


その日、お母は仕事が休みだったので、朝からじいちゃんの病院に着替えを持って行った。


看護師さんに着替えを渡したお母は、じいちゃんとの面会もお願いしたんだけど、そこで事件が発覚した。


「〇〇さんですが、今日はお部屋にカギを掛けさせてもらってます」

 


「え...!?」

驚いたお母は、看護師さんに理由を聞いたところ、


「〇〇さん、今日の朝いきなり大声を出してイスを持ち上げられまして、、、」


「他の患者さんもおられますし、危ないのでお部屋にカギを掛けさせてもらいました」


ということだった。


看護師さんも何があったか詳しくは分からないようだったけど、午前中、いつもの交流広場で2、3人集まっていた中のじいちゃんが、いきなり大声を出してイスを持ち上げたようだった。


俺は、最初それを聞いて、


「じいちゃん、他のおじいちゃんに何か言われたんかな?」


とか、思った。


聞いた話ではあるけど、だいたいどこの老人ホームでも「ボス的存在」のようなおじいちゃんが居て、入居した際にはそのおじいちゃんに挨拶をしないといけないという、暗黙のルールがあるみたいだ。


俺はこの話を聞いた時は、


「猿山か」


とか思ったけど、この日のじいちゃんが暴れた話を聞いてその話をパッと思い出した。


いずれにせよ、イスを持ち上げるというのはヤバいので、カギを掛けられるのは仕方ないか、、、と納得した。


だから結局、お母は面会できなかったようだった。


入院の説明の時に、暴れたり、興奮した場合は部屋に入れてカギをかけるという説明はあったけど、こんなにも早くその時が来るとは思わなかった。


でも、じいちゃんが単体で暴れ出したのではないから、なんか理由があったのだと思う。


部屋のカギ解除は、看護師さんがたまに様子を見に行って、興奮具合などを見ながら、解除するか、継続するかを判断するようだった。


「あんなテレビも何も無い部屋に閉じ込められたら俺でもパニックになるなぁ」


そう思うと、じいちゃんが凄く心配になった。


老人ホームもそうだけど、こういった集団生活をする場では、人との付き合いが避けては通れない。


じいちゃんの性格は昔からどちらかと言えば社交的な性格だから、すぐ馴染みそうな気はするけど、認知症という壁がある以上、うまく人と接することができるか分からない。


もし、スイッチが入ってしまって被害妄想が始まると、他の患者さんにも危害を与えるかもしれない。


それでも今は病院に任せるしかないので、じいちゃんが暴れないように祈るしかない。


今日は、以上となります。

じいちゃん、早くもやっちまいました、、、苦笑

落ち着いてくれる事を祈ります。

また顔見に行ってやります。